2017年3月12日

本への愛情が感じられない図書館  


〇…依然としてありました。背表紙に「DICTIONARY」と記された厚紙だけの中身のない「本」。海老名市立中央図書館の地下の閲覧室に下りる階段からは丸見えです。空虚感さえ覚えざるを得ません。

〇…同館がダミー本を置いていることは、「偽物を飾る『カフェ』」(神奈川新聞、20151024日付)と、リニュアール時から問題視されてきました。にもかかわらず置き続けている。市民はあきらめるだろう”と高をくくっているのでしょうか。

〇…いうまでもなく本には筆者や出版社の思い、愛情が込められています。公立の図書館には当然、それらを基本的人権の一つとして知る自由をもつ、どの市民にも提供する使命があります。ダミー本を置く図書館はそうした使命を最初から放棄しているといっても過言ではないでしょう。

〇…先日、大和市立図書館を見学しました。海老名と同じく指定管理者が運営する図書館ですが、「ダミー本は」との問いに、館側は即座に「ありません」と明言しました。誇りさえ感じさせる姿勢でした。
あきらめることなく、「ダミー本はノー」の声を上げ続けます。(海)

2017年3月1日

「CDやDVDに不満足」の声にどう応えるのか


                      

海老名市の第5回社会教育委員会議(2月10日)を傍聴し、大いに考えさせられました。
中央図書館に関する利用者アンケートでは、満足度が低かった個別項目の一つに「視聴覚資料(CD)の数や資料」があり、私も頷けるものでした。

指定管理者制度が開始した平成26年以降28年まで視聴覚資料購入はゼロで、市と中央図書館は全く手を抜いています。図書館にCDを置くことが「ツタヤ」(指定管理者)のレンタル業の支障になると思っているのではと疑いたくなります。
また、「リニューアルオープン時、CDは5000枚の在庫があるなか2000枚を書棚に並べた」という中央図書館の発言にもあいた口がふさがりませんでした。
3000枚ものCDが市民に見えない書庫にしまわれていたのです。現在は棚を増やして5000枚すべてを開架しているそうです。
曰く、「枚数を増やしたことで、探しにくいと感じる人が増えてしまった」
それでは、CD・DVDレンタルショップでは探せない人だらけで大変ではないですか、と言いたいです。

わかりやすい分類で配置され案内表示があれば、枚数が多くても、「探しにくい」という声は起こりません。姿勢と技量が問われています。
CDやDVDの数と種類に不満足という市民の声に、中央図書館と海老名市はどれだけ誠意をもって応えてくれるのか、今後も注目していきます。(J)

私の図書館利用法

                                   神谷 幸男

 以前の海老名図書館には月に数回は行っていたと思うが、最近は文化会館での会議の際に立ち寄っても何だか落ち着かないので、すぐ出てしまう。かわりに最近はちょっと変わった図書館利用をしている。
 読みたい本があると、まず登録している県立図書館のホームページにログインして、図書館OPAC(蔵書検索・横断検索)から 横断検索に入る。書名を記入してから★検索対象の図書館★ を「全選択」 にして検索をクリックする。県内40館以上を探せるので読者の少ない本も見つかることが多い。
 例えば、今読んでいる『放射線被曝の争点』(写真)県内の公共図書館では相模原、厚木、川崎の3つの図書館にあり、海老名図書館と連携している厚木図書館で予約して、車で行ける南依知公民館で受け取った。
 同様に、大和、座間、綾瀬図書館も連携しているので借りにいける。他の図書館の場合は県立図書館経由のため時間がかかるが海老名図書館に送ってもらうことが出来る。その海老名図書館からは、最寄りの海老名市かしわ台出張所で受け取り、返すことが多い。
 先日の見学会で大和市のシリウス図書館の素晴らしさを知ったが、駐車料金が高いのであれから行っていない。図書館は、その品揃え(蔵書内容)、立地、雰囲気、利用のしやすさなどで選ばれる時代になっていくと思う。