2017年3月1日

「CDやDVDに不満足」の声にどう応えるのか


                      

海老名市の第5回社会教育委員会議(2月10日)を傍聴し、大いに考えさせられました。
中央図書館に関する利用者アンケートでは、満足度が低かった個別項目の一つに「視聴覚資料(CD)の数や資料」があり、私も頷けるものでした。

指定管理者制度が開始した平成26年以降28年まで視聴覚資料購入はゼロで、市と中央図書館は全く手を抜いています。図書館にCDを置くことが「ツタヤ」(指定管理者)のレンタル業の支障になると思っているのではと疑いたくなります。
また、「リニューアルオープン時、CDは5000枚の在庫があるなか2000枚を書棚に並べた」という中央図書館の発言にもあいた口がふさがりませんでした。
3000枚ものCDが市民に見えない書庫にしまわれていたのです。現在は棚を増やして5000枚すべてを開架しているそうです。
曰く、「枚数を増やしたことで、探しにくいと感じる人が増えてしまった」
それでは、CD・DVDレンタルショップでは探せない人だらけで大変ではないですか、と言いたいです。

わかりやすい分類で配置され案内表示があれば、枚数が多くても、「探しにくい」という声は起こりません。姿勢と技量が問われています。
CDやDVDの数と種類に不満足という市民の声に、中央図書館と海老名市はどれだけ誠意をもって応えてくれるのか、今後も注目していきます。(J)